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映画「かん天な人」「てんせいな人」を始めACT FACTORY TOPIXの作品情報、米田隆司、Park Sinhoの主張、メッセージなどをお知らせします。
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 先日、兵庫県の商工会に強制捜査が入り、逮捕者が出ました。監督曰く「安倍首相は、パフォーマンスにたけた小泉前首相に比べ、見た目の派手さに欠けるものの、拉致を始めとする北朝鮮絡みの問題に本気で確実に立ち向かっている」とのこと。確かに目立たないのか、マスコミがわざと目立たないようにしているのかは別として、いわゆる不言実行型の粛々とやるべきをやるタイプの宰相と思います。北朝鮮問題ばかりというバッシングもありますが、北朝鮮問題すら真剣に取り組まなかった小泉前首相以前の政権に比べ、格段に頼もしさを感じます。
 さて、話を商工会の事件に戻します。自分たちは、そんな安倍首相の「本気」の行動に、図らずも因縁を持つことになりました。なんと逮捕者の一人が監督の旧知の人物であり、それもただの知り合いを超えた絆を持っていたとのことです。驚きとともに複雑な思いを感じます。同時に今後の在日問題に我々日本人もまったなしの状況に置かれていることを痛感します。


監督より

一粒の友人
映画「かん天な人」監督 朴信浩

 2007年2月6日、外出先で入った飲食店で、店内のテレビを見ながら、食事をしていました。ちょうどニュースの時間で、兵庫県朝鮮人商工会による北朝鮮への不正送金で、同商工会の在日朝鮮人が逮捕されたニュースが流れていました。その逮捕者の名前の中に、自分がかつて留学生同盟でともに学んだ同期生がいるのを見て驚きました。一瞬、我が目を疑いましたが、まぎれもなく彼は、留学生同盟の同期生でした。

<関連記事>
http://www.sankei.co.jp/chiho/hyogo/070111/hyg070111005.htm



(ご覧になっていかがでしょうか。総連側は不当な弾圧と訴えていますが、少なくとも自分には「弾圧されている」とは見えません。総連が警察を恫喝しているだけです)

 単なる同期生であれば、あえてこのことに触れることもありません。ですが、学生時代、夢と可能性にかけて、といえば聞こえはいいのですが、ありていにいえば、いろいろなことに行き詰まって、半ば逃げるように大阪を去り、上京した自分にとって彼の存在はあまりにも大きすぎました。上京するとき、どうしても周囲の協力が必要となった自分は、思いきって相談し、事情も包み隠さず話しました。彼は嫌な顔ひとつせず、自分の頼みを引き受けてくれただけでなく、会うたびに力強く励ましてくれました。

 他の者は、自分の夢を力強く話しても無視したり、茶化したりするだけでしたが、彼はそのようなことは一切言わず、「東京で成功して、大阪に錦を飾れ。そのときまた合おう」と心から励ましてくれました。有名になれるアーティストは一握り。最初から支援してくれる人はそうそういるものではありません。ましてや自分は、その一握りをめざす無名の駆け出し。応援してくれる人は、一握りどころか、ほんのほんの一粒。その一粒さえ、ついていない場合の方が多い。一握りの有名人には、山のように人が群がるのに対し無名の自分は……、そう感じざるを得なかった、そんな時期でした。

 彼が大学卒業後、商工会に就職したのは知っていましたが、今も辞めずに勤めていたことには正直驚きました。同時に律儀でまじめな彼ならさもありなんとも思いました。彼の家庭は民団ばりばりで、総連の関連団体である商工会への就職は、両親の猛烈な反対があったそうです。そして、自分の信念と理想を貫いた彼は、その後の北朝鮮の変遷を知りながらも、律儀にまじめに、商工会の仕事をやり続けました。

 2003年、「あほんだら〜 カスゥ〜ッ」という短編作品を制作しました。北朝鮮の実態を知りながらも、自分のシノギで得た金のほとんどを、祖国に送り続ける在日ヤクザが主人公です。シノギがうまくいったある日の夜、上機嫌で訪れた行きつけのスナックで、楽しく飲み明かすつもりが、悪酔いした飲み仲間の一人にそのことを散々批判される羽目に。二人は激しく罵り合い、口論の末、飲み仲間から「送金などやめろ」といわれ、在日ヤクザはついに逆上してしまいます。

 自分が正しいと思っていたことでも、間違いであることがはっきりした場合、潔く過ちを認め、ただちに手を引くべきです。誰もがそう思うでしょう。でも、実際その立場になったら、果たしてそうできるかというのもまた微妙なところだと思います。これまでの利得だけでなく、そのことに対する思い入れや責任感、自分自身の存在意義など、どうしても捨て切れない、わずかな可能性でもギリギリのところまで見極めたいといった、さまざまな後ろ髪引かれる思いが出てくるのではないでしょうか。

 彼もまた、もはやすべては絶望的な状況にあることはわかっていても、祖国北朝鮮が日本からの送金で正しく行動をしてくれるのではないかという望みを完全に捨てきれず、当局の追求があった場合、真っ先に検挙される立場にありながら、半ば犠牲的な精神で、その職を離れなかったのではないかと思います。もちろんこれは、昔から正義感の強かった彼を、よく知っている自分の観点からです。

 しかし、北朝鮮は在日朝鮮人のことを金づる以外の何者でもないとしか考えていないことだけは強く認識してほしい。反社会的な活動をけしかけしたり、在日朝鮮人を食い物する祖国やその指導者に忠誠を尽くすのではなく、真の意味で在日朝鮮人の明るい未来のために行動してもらいたいと思います。キミリソン、キンジョイルといつまでも吠えていてもどうにもならないことですから!

 近い将来、確実に激変するであろう総連、民団の状況、在日の立場を、今明確に定義することは難しいですが、ただ一つ確実に言えることは、北朝鮮も韓国も都合が悪くなれば一目散に在日を切り離します。自分にとって祖国と呼ばれる国の政治家ほど在日を見捨てる者はいませんから。

 映画「かん天な人」の一場面に出てくる 総連、民団を抜きにした在日朝鮮人、韓国人の真の共生を日本の政治に委ねなければならなくなることは確実です。これだけは断言します。
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