映画「かん天な人」「てんせいな人」を始めACT FACTORY TOPIXの作品情報、米田隆司、Park Sinhoの主張、メッセージなどをお知らせします。
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拉致事件の集会に参加して その2
遅まきながら、藤沢の集会の第2弾です。最近になってようやく日本人としての至極まっとうな主張ができる空気が醸成され、周知される機会が増えることで、人々の関心も高くなっています。ごく普通の人々が問題意識を持ってこうした集会に参加するのが、日常風景になっていることに喜ばしく思うとともに、この動きをもっと加速させなければと思います。
しかしながら、いまだ日本人が冷静に物事を見、考えることに不満というか不安な人々が多いのも確かで、最近の教育基本法改正や核武装論議をめぐる珍騒動にもそれが見て取れます。日本人が日本人であることを自覚し、自分たちの置かれた状況と取るべき選択を考えると都合が悪いというのは、自分たちがどこを意識し、あるいはどことつながっているかを露呈していて、ある意味いましか観察できない貴重な現象かもしれません。
さて、話は10月8日の集会に戻ります。藤沢の会場には、監督が先に到着。自分は、急用があったため遅れて到着しました。受付で「かん天な人」のことを軽くお話しすると、「すばらしい試みです」と即お返事が返ってきて、この映画を撮ってよかったとあらためて実感。また、人権擁護法案の話にも「こんな法律ができたら、拉致被害者救援活動が潰されるのは目に見えている。私たちも断固反対なので、今後ともぜひがんばってほしい」と激励されました。昨年は拉致被害者救援活動をされている方でもこの法案をしらない人がいたことを考えると、依然厳しい状況が続いてはいるが、着実にこの国を浄化しようとする人々の意識が広がっていることも確かであると思いました。同時にこうした活動になんらかの形で関わってきた人々のご苦労もよくわかります。自分自身、昨年人権擁護法案反対の周知活動で、しかと実感いたしました。
と、そこへ主催者のお一人がやってきて、名刺交換となったわけですが、人権擁護法案反対運動参加者が、北朝鮮人権法の脱北者受け入れに対する反対デモにも参加したことに対するご意見をいただきました。納得できる部分もあれば、できない部分もあり、またお互い誤解している部分もあることもわかり、その意味でも来て良かったと思いました。自分としては、脱北者は、韓国政府にまず保護責任があり、日本だけでない、周辺諸国全体で考えるべき問題です。ここを明確にし、またそれでも日本に受け入れるケースについては、条件や人数も明確し、厳格に運用すべきと考えています。そこを決めないで、ただ受け入れに努力することだけを決めるのは、無制限流入による大混乱を招きかねません。反対に受け入れに努力だけするという結果も予測できるわけで、北朝鮮で何が起きようと傍観するだけという失態も招きかねません。それらを含め、法案成立直後にデモが行われたことは両方の側面からそれなりの意義はあったのではないかと思います。保守の意見分裂という方もいるかもしれませんが、保守も多様化してきた証と自分は思います。
もちろん北朝鮮人権法そのものには賛成です。脱北者受け入れに反対した人権擁護法案反対の活動に参加していた方々も、聞いた範囲では概ねそのようにいっていました。北朝鮮の人権状況は国際社会として看過できない状況にあり、人権蹂躙の現政権に対し、積極的な制裁の実施と一切の支援の停止を行わないことは各国の自由というより責任と思います。ちなみに日本政府の制裁内容は、企業間でいえば「取引停止」程度の寛大なものです。宣戦布告だ、危険だなどという方もいるようですが、北朝鮮の態度こそ恐喝そのもので、プロ市民の皆さんも北朝鮮政府にこそ抗議すべきでしょう。何があっても日本が悪い、アメリカが悪いというスタンスは、根拠も合理性も、正当性もなく、ただ嫌悪と軽蔑の対象にしかなっていないことを自覚してほしいものです(それにしても北朝鮮、支那(中共)、韓国は批判しない左翼の皆さんの思考回路は不思議です)。
さて、またも話がそれましたが、会場では家族の皆さんの切実な訴え、脱北者の声、救う会関係者の話を聞くことができました。家族会を代表して飯塚繁雄副代表がお話をされていました。「横田夫妻もご高齢なので自分がこうして各地に出向いている」というようなことをおっしゃっていましたが、飯塚副代表ご自身が68才ですので、本当に残された時間は少ない、早く解決しなければと思います。特定失踪者家族の高野美幸さんのお話も胸の詰まる思いがしました。飯塚耕一郎さんの生い立ちを描いた漫画「母が拉致された時僕はまだ1歳だった]を購入。その夜一気に読ませていただきました。
またこの集会では、北朝鮮人権法の活用についても活発に運用すべしとの意見がありました。人権状況の改善なくば、一切の援助はない、というメッセージを突きつけるだけでも金正日政権には痛打となるはずです。脱北者については先に述べた通りですが、一時的に受け入れるにせよ、いずれ北朝鮮に帰国し、国家再建に尽力できるように、支援・誘導すべきと帰りの小田急線車内で監督と話をしました。
そしてこの集会での最大の収穫は、拉致映画制作を決意した須藤監督と、拉致をテーマにした舞台を公演したてんびん座の森木代表とお会いできたことです。この小さな出会いが大きなうねりとなること心より願っています。
なんかまとまりがなくて、すいませんが、1ヶ月半遅れのレポート終了です。
須藤監督のスピーチ内容はこちら
http://trycomp.iza.ne.jp/blog/
てんびん座の情報はこちら
http://www1.kamakuranet.ne.jp/tembinza/
遅まきながら、藤沢の集会の第2弾です。最近になってようやく日本人としての至極まっとうな主張ができる空気が醸成され、周知される機会が増えることで、人々の関心も高くなっています。ごく普通の人々が問題意識を持ってこうした集会に参加するのが、日常風景になっていることに喜ばしく思うとともに、この動きをもっと加速させなければと思います。
しかしながら、いまだ日本人が冷静に物事を見、考えることに不満というか不安な人々が多いのも確かで、最近の教育基本法改正や核武装論議をめぐる珍騒動にもそれが見て取れます。日本人が日本人であることを自覚し、自分たちの置かれた状況と取るべき選択を考えると都合が悪いというのは、自分たちがどこを意識し、あるいはどことつながっているかを露呈していて、ある意味いましか観察できない貴重な現象かもしれません。
さて、話は10月8日の集会に戻ります。藤沢の会場には、監督が先に到着。自分は、急用があったため遅れて到着しました。受付で「かん天な人」のことを軽くお話しすると、「すばらしい試みです」と即お返事が返ってきて、この映画を撮ってよかったとあらためて実感。また、人権擁護法案の話にも「こんな法律ができたら、拉致被害者救援活動が潰されるのは目に見えている。私たちも断固反対なので、今後ともぜひがんばってほしい」と激励されました。昨年は拉致被害者救援活動をされている方でもこの法案をしらない人がいたことを考えると、依然厳しい状況が続いてはいるが、着実にこの国を浄化しようとする人々の意識が広がっていることも確かであると思いました。同時にこうした活動になんらかの形で関わってきた人々のご苦労もよくわかります。自分自身、昨年人権擁護法案反対の周知活動で、しかと実感いたしました。
と、そこへ主催者のお一人がやってきて、名刺交換となったわけですが、人権擁護法案反対運動参加者が、北朝鮮人権法の脱北者受け入れに対する反対デモにも参加したことに対するご意見をいただきました。納得できる部分もあれば、できない部分もあり、またお互い誤解している部分もあることもわかり、その意味でも来て良かったと思いました。自分としては、脱北者は、韓国政府にまず保護責任があり、日本だけでない、周辺諸国全体で考えるべき問題です。ここを明確にし、またそれでも日本に受け入れるケースについては、条件や人数も明確し、厳格に運用すべきと考えています。そこを決めないで、ただ受け入れに努力することだけを決めるのは、無制限流入による大混乱を招きかねません。反対に受け入れに努力だけするという結果も予測できるわけで、北朝鮮で何が起きようと傍観するだけという失態も招きかねません。それらを含め、法案成立直後にデモが行われたことは両方の側面からそれなりの意義はあったのではないかと思います。保守の意見分裂という方もいるかもしれませんが、保守も多様化してきた証と自分は思います。
もちろん北朝鮮人権法そのものには賛成です。脱北者受け入れに反対した人権擁護法案反対の活動に参加していた方々も、聞いた範囲では概ねそのようにいっていました。北朝鮮の人権状況は国際社会として看過できない状況にあり、人権蹂躙の現政権に対し、積極的な制裁の実施と一切の支援の停止を行わないことは各国の自由というより責任と思います。ちなみに日本政府の制裁内容は、企業間でいえば「取引停止」程度の寛大なものです。宣戦布告だ、危険だなどという方もいるようですが、北朝鮮の態度こそ恐喝そのもので、プロ市民の皆さんも北朝鮮政府にこそ抗議すべきでしょう。何があっても日本が悪い、アメリカが悪いというスタンスは、根拠も合理性も、正当性もなく、ただ嫌悪と軽蔑の対象にしかなっていないことを自覚してほしいものです(それにしても北朝鮮、支那(中共)、韓国は批判しない左翼の皆さんの思考回路は不思議です)。
さて、またも話がそれましたが、会場では家族の皆さんの切実な訴え、脱北者の声、救う会関係者の話を聞くことができました。家族会を代表して飯塚繁雄副代表がお話をされていました。「横田夫妻もご高齢なので自分がこうして各地に出向いている」というようなことをおっしゃっていましたが、飯塚副代表ご自身が68才ですので、本当に残された時間は少ない、早く解決しなければと思います。特定失踪者家族の高野美幸さんのお話も胸の詰まる思いがしました。飯塚耕一郎さんの生い立ちを描いた漫画「母が拉致された時僕はまだ1歳だった]を購入。その夜一気に読ませていただきました。
またこの集会では、北朝鮮人権法の活用についても活発に運用すべしとの意見がありました。人権状況の改善なくば、一切の援助はない、というメッセージを突きつけるだけでも金正日政権には痛打となるはずです。脱北者については先に述べた通りですが、一時的に受け入れるにせよ、いずれ北朝鮮に帰国し、国家再建に尽力できるように、支援・誘導すべきと帰りの小田急線車内で監督と話をしました。
そしてこの集会での最大の収穫は、拉致映画制作を決意した須藤監督と、拉致をテーマにした舞台を公演したてんびん座の森木代表とお会いできたことです。この小さな出会いが大きなうねりとなること心より願っています。
なんかまとまりがなくて、すいませんが、1ヶ月半遅れのレポート終了です。
須藤監督のスピーチ内容はこちら
http://trycomp.iza.ne.jp/blog/
てんびん座の情報はこちら
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